2026年「心理学」攻略のヒント
- 人名の整理: エリクソン(発達)、バンデューラ(社会的学習)、ロジャーズ(来談者中心)、ボウルビィ(愛着)など、カタカナ人名とキーワードをセットで覚えるのが得点の近道です。
- 心理検査の分類: 「質問紙法(YES/NOで答える)」「投影法(曖昧な刺激への反応)」の区別は非常によく出ます。
- 認知行動療法: 近年、うつ病や不安症への支援として「認知行動療法(CBT)」に関する設問が増えています。自動思考や認知の歪みといったキーワードをチェックしておきましょう。
心理学理論と心理的支援:実戦予想問題
第1問:発達理論
エリクソンの発達段階説において、青年期における発達課題(心理社会的危機)として正しいものを1つ選びなさい。
第2問:学習理論
オペラント条件付け(道具的条件付け)に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
第3問:ストレス理論
ラザルス(Lazarus, R. S.)の心理学的ストレスモデルに関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
第4問:心理検査
心理検査に関する次の組み合わせのうち、適切なものを1つ選びなさい。
第5問:心理療法
ロジャーズ(Rogers, C. R.)による来談者中心療法において、カウンセラーが持つべきとされる3つの態度のうち、誤っているものを1つ選びなさい。
第6問:集団力学(グループダイナミックス)
集団心理に関する用語の説明として、正しいものを1つ選びなさい。
事例問題
心理学理論と心理的支援:実戦事例問題
【事例】
Cさん(42歳、女性)は、中学生の長男が不登校になったことをきっかけに、スクールソーシャルワーカーである社会福祉士のもとに相談に訪れた。Cさんは「私の育て方が悪かったから、あの子は学校に行けなくなった。近所の人にも合わせる顔がない。私は母親として失格だ」と自分を激しく責め、沈んだ表情で語った。
一方で、長男については「あの子は元々、何事にも敏感で傷つきやすい子だった。今は家でゲームばかりしているが、時折、学校の話題になるとパニックに近い状態になる」という。社会福祉士は、Cさんの心理的負担を軽減し、適切な支援方針を立てるために面接を継続することにした。
Cさん(42歳、女性)は、中学生の長男が不登校になったことをきっかけに、スクールソーシャルワーカーである社会福祉士のもとに相談に訪れた。Cさんは「私の育て方が悪かったから、あの子は学校に行けなくなった。近所の人にも合わせる顔がない。私は母親として失格だ」と自分を激しく責め、沈んだ表情で語った。
一方で、長男については「あの子は元々、何事にも敏感で傷つきやすい子だった。今は家でゲームばかりしているが、時折、学校の話題になるとパニックに近い状態になる」という。社会福祉士は、Cさんの心理的負担を軽減し、適切な支援方針を立てるために面接を継続することにした。
問題:Cさんへの心理的支援に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
【解説】
正解は 3 です。
・選択肢1:認知療法的な視点は有効ですが、クライエントの言葉を「否定」や「説得」するのは、専門的援助関係の基本(受容)に反します。
・選択肢2:ロールシャッハ・テスト(投影法)は被験者の負担が大きく、パニックに近い状態の不登校児にいきなり実施するのは不適切です。
・選択肢3(正解):ロジャーズの来談者中心療法の基本姿勢です。強い自責の念にあるクライエントに対し、まずは安全な場で感情を吐き出してもらう(カタルシス効果)ことが最優先されます。
・選択肢4:原因の追及(精神分析的アプローチ)を急ぐことは、クライエントをさらに追い詰め、援助関係を損なう恐れがあります。
心理学理論と心理的支援:事例演習2
【事例】
Jさん(75歳、女性)は、半年前に夫を亡くしてから「夜が不安で眠れない」「何に対しても意欲がわかない」と訴え、地域包括支援センターを訪れた。Jさんは「若い頃のことはよく覚えているのに、最近は買い物に行っても何を買うか忘れてしまう。自分はもうダメだ」と自信を失っている。
相談を受けた社会福祉士は、Jさんの話を丁寧に聴き、感情をありのままに受け止めることで信頼関係を築こうと考えた。また、Jさんがこれまでの人生を振り返り、肯定的に受け止められるような支援を検討している。
Jさん(75歳、女性)は、半年前に夫を亡くしてから「夜が不安で眠れない」「何に対しても意欲がわかない」と訴え、地域包括支援センターを訪れた。Jさんは「若い頃のことはよく覚えているのに、最近は買い物に行っても何を買うか忘れてしまう。自分はもうダメだ」と自信を失っている。
相談を受けた社会福祉士は、Jさんの話を丁寧に聴き、感情をありのままに受け止めることで信頼関係を築こうと考えた。また、Jさんがこれまでの人生を振り返り、肯定的に受け止められるような支援を検討している。
問題:Jさんへの理解や支援に関する記述として、最も適切なものを1つ選びなさい。
【解説】
正解は 3 です。
・選択肢1:最近起きたことを忘れるのは「近時記憶」の低下です。「エピソード記憶」は個人的な体験の記憶を指しますが、一般に高齢になっても「遠隔記憶(昔の記憶)」は保たれやすい傾向があります。
・選択肢2:エリクソンによる高齢期の課題は「統合 vs 絶望」です。「親密性 vs 孤立」は成人前期の課題です。
・選択肢3(正解):来談者中心療法の[C.ロジャーズ](https://ja.wikipedia.org)が提唱した、カウンセラーの基本的態度の1つです。
・選択肢4:人生を振り返る手法は「回想法」などと呼ばれます。「行動療法」は、報酬や罰によって行動を変容させる技法(スキナーのオペラント条件付けなど)を指すため、不適切です。

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